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雪城玲 at 逗子海岸

逗子海岸で、”雪城玲”さんの撮影会(Studio Swallowtail)でした。

雪城玲さんは、初撮影になります。初めて撮影するモデルさんの場合、少し緊張するものです。彼女自身も撮影会初参加だそうで、最初は少し緊張気味の様子でした。

写真は非常に正直で、お互い緊張した感じが、たまらない雰囲気を醸し出すようで、撮影会開始直後のカットに色濃く表現されている。

雪城玲さんを共に撮影した神田川さんの雰囲気が、その場を和ませてくれたので、非常に助かりました。

Img_1013_2 雪城玲さんは、モデル初挑戦の割には、目線や顔の向き、身体の方向等に色々注意しているようで、撮影する前に盛んに声を掛けてきてくれたのが、好感を持てるし、モデルとしての気構えは出来ているのだと感じた。

逆に言えば、自分が明確なイメージをモデルに伝える必要があるのではないかと、反省もする。

今回の撮影では、1つ試した事がある。今までは、露出優先モードでの撮影が全てであったが、シャッター優先モードでの撮影を多数行ってみた。

写真誌を見てると、結構、シャッタースピードを遅めにしてモデルを撮影しているのを目にする。髪が微妙にふわっと揺れる感じを表現してみたかったが、残念ながらここで発表する程のものは撮影出来なかった(上の写真は、露出優先モード)。次回の課題がまた1つ増えた・・・

撮影会に参加する度に色々と課題が生まれてくる。写真が一生涯の趣味にしている人々の気持ちが少し理解できる。最高のものは、一生掛けても撮影出来るかどうか解らない。だから楽しくもあるのだろう。

ただし、今回の成果もある。

お気に入りのモデルさんが1人増えた。彼女の憂いだ表情がとても良い。今後も飽きずに、モデル家業を続けてもらいたいものだ・・・(今回の写真は近日Hpにてアップ予定)

PIE(PHOTO IMAGING EXPO 2006)

休みが取れたので、”PIE(PHOTO IMAGING EXPO 2006)”に行って来ました。

平日だどゆうのに、会場のビックサイトは結構なにぎわい。

事前登録済みなんので、”写真映像 用品年間”(年々分厚くなる。。。)を貰いつつ、いそいそと入場。入場と同時にとりあえず”キャノン”ブースを探すと、一際人だかりが多い。モデルも3~4人(水着)が登場している。

”オリンパス”ブースもかなり派手にやっている。会場全体的に見ても、派手なのは、前出の2ブースのみで後はしっとりやってます。去年はもっとにぎやかだった思いがあるのにな・・・。自分的にも、現在のシステム(EOS 5D)に満足しているせいか、ワクワク感が少なく感じる。

2時間弱会場を回ったが・・・、格段面白いブースもないので、セミナーに移動。

諏訪光二氏の「デジタル・銀塩 ~構図をきめて高画質撮影~」を受講。黄金分割等の基本を講義してくれ、改めてなるほどと感じた。撮影している時には、一応考えているんだけど、なかなか上手く嵌らないだよね。構図の上に無理やりモデルを配置しようとしたりしてね・・・。まだまだです。

イラクの行き着く先

イラク戦争開戦から、3年目を迎えた。

米兵の死者が2300人を超えた。この数字は、確実に死亡した兵士の人数であって、腕や脚を失った兵士、内臓の一部が機能しなくなった兵士、20代でありながらこの先一生、自分の脚で歩く事が出来なくなった兵士等の数は含まれていないはず・・・

また、イラク人犠牲者は、既に3万人を超えているとの報道もある。この数字とて、アメリカの報道機関が発表する数字であり、正確な数字とは思えない。もっと沢山の民間人がテロリスト掃討作戦と銘打った、殺戮行為の犠牲になっているとも限らない。

フセイン元大統領が支配してきたイラクが正常とは思わないが、宗派、民族間で保たれていた微妙なバランスが崩れ、残念ながら、内戦状態に陥ってしまった感じがする。

戦争の記憶・・・

2006年3月11日。

1990年代の一連のユーゴ紛争を巡りジェノサイド(集団殺害)罪などに問われ、係争中の元ユーゴ大統領、スロボダン・ミロシェビッチ被告(64)が同日朝、拘置施設の独房で死亡しているのが見つかった(読売新聞)、と報じた。

1984年の冬季オリンピック。当時、西ドイツの女子フィギュア・スケーター、カタリーナ・ビットの美しく、叙情的な舞に感動した思い出が残る、美しき都市サラエボ(ユーゴスラビア)

その街が戦火にまみれた。オリンピックで、共に競技を競った、クロアチア、セルビア、コソボの選手達が、そのサラエボの地で憎しみ合い、そして殺し合った。。美しかった街並みは、激しい砲撃で見るも無残に変わり果てる・・・

当時の新聞/テレビ報道では、世にもおぞましい”民族浄化”なる言葉が連日踊っていた。1つの民族をこの世から抹殺する事を目的に行われた戦争。正しい戦争なんて物がこの世に存在しない事は十分承知しているが、旧ユーゴスラビア紛争ほど間違った戦争は無いと、心に刻んだ。

その、紛争の首謀者の1人、スロボダン・ミロシェビッチ被告が死亡した事で、全てを霧の中に隠してしまう恐れがある。結局、クロアチアやセルビア、コソボの人達は、なぜ殺し合わなければならなかったのか?20世紀が残した”なぜ”には答えが見出す事が出来なく終わる。

前日の10日、国連暫定統治下にあるセルビア・モンテネグロ南部コソボ自治州の議会(定数120)は10日、コソボ紛争中にアルバニア系武装組織の司令官だったアギム・チェク氏(45)を首相とする新内閣を賛成多数で承認した。セルビア政府は、チェク氏をコソボ紛争中の戦争犯罪人と見なして就任に難色を示しており、コソボの最終地位交渉に影響を及ぼす恐れもある(時事通信)、と報じた。

スロボダン・ミロシェビッチ被告の死と共に、おぞましい記憶が風化しなけば良いのだが・・・

名雲マリ at 谷中

谷中で、”名雲マリ”さんの撮影会(Studio Swallowtail)でした。

春らしい陽気でポカポカでした。Studio Swallowtailの申し込み状況が前日まで、1名だったので、開催するのか不安があったが、当日連絡も無かったので、とりあえず谷中に向けて出発。。。

谷中に着いたらやっぱり参加者は1人でした。でも個撮状態で開催してくれました(感謝)。他の参加者がいると、それぞれの個性が出る撮影シーンに、色々インスパイアされたりするけど、1人だとそれが無いから結構大変かも。物事自由過ぎると大変なのね・・・Blog_img_0850_1

マリさんの撮影は久々。昨年の田浦以来になりました。

マリさんの”男前”な雰囲気が好きで、良く撮影させてもらってます。公園とかで撮影するより、街中に溶け込む雰囲気が好きなのです。

一度、公園撮影会に行った事があるけど、やっぱりイメージ違うなって感じだった・・・

彼女の撮影は、”街撮り”にかぎる(続きは、Hpにて近日公開)

気をつけているのだけれど、相変わらず水平/垂直の構図がずれている写真があるんだよな(↑の写真も少し曲がっている)。EOS 5D用の「方眼プレシジョンマット」発売再開してくれないかな(速攻で買いなのに)

忘れ去られた戦争

国境なき医師団日本主催の写真展「コンゴ民主共和国:忘れ去られた戦争」を見てきた。写真展の作品を見るに先立って、「コンゴ:人質にされた平和」のフィルムを鑑賞する事が出来た。

2002年の和平合意と共に内戦が終結したコンゴ民主共和国。しかしその長かった内戦の為、国そのものが疲弊しきっており、復興するにはまだまだ長い時間を必要とするような映像であった。

政府軍と民兵の対立の間には、沢山の村人たちが存在する。彼らは、衣食住全てを奪い取られ、村を焼かれる。内戦のさなか、人の醜い部分の全てが集結されたような状態に陥っている。一般市民を狙った、暴力や殺戮、レイプが依然として横行している。彼らは村や家族を失った上に、人としての尊厳すら奪い取られてしまう。人はそれ程までに、無慈悲になる事が出来るのかと考えさせらる映像が流れる・・・

和平合意とは名ばかりで、未だに戦闘が起きている地域が残っている。

避難民キャンプは既に定員オーバーの状態で、むき出しのコンクリートの床に、布一枚で仕切られた空間で暮らさなければならない。極端な貧困と医療施設の欠落。そんな状況下では、病気も蔓延する。

戦争と同じで、病気は弱いものから襲い掛かる。乳幼児は極度の栄養失調で命を落とす。マラリアや呼吸器系疾患、コレラなど、日本でなら予防や治療可能な病気でも・・・。衛生状態が極度に悪化している地域では、清潔な水で薬すら飲めない状態だそうだ。それどころか、薬そのものが行き渡っていない。

ジェームズ・ナクトウェイの作品が数点あった。全てモノクロ写真。モノクロで情報量を抑える事によって、問題の本質を捉え易くなる。カラーであったら見るのがやっとで、本質を考えるのが辛くなる。

以前、セバスチャン・サルガドの作品を偶然目にした時、直感的に「美しい」と思った。真っ青な空に真っ白な大地、そして褐色の肌。しかし、そこに写し出されているのは、ひび割れた大地を歩くソマリアの難民の親子。「美しい」と感じた自分に罪悪感を覚え、それが、このような問題に目を向け始める事となった。サルガドの作品は皆、一見すると美しいが本質は悲惨な現実が映し出されている。

写真の持つ力で、多くの人が関心を持つ事を願う。

コンゴ民主共和国のように「忘れ去られた」国が世界には他にも存在する。そこには、平和を願いながらも奪われる命がある。平和を願うことは容易だが、それを実現するのは途方も無いくらい難しい。

なぜなら、平和を願わない人間もいるから・・・

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