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戦争の記憶・・・

2006年3月11日。

1990年代の一連のユーゴ紛争を巡りジェノサイド(集団殺害)罪などに問われ、係争中の元ユーゴ大統領、スロボダン・ミロシェビッチ被告(64)が同日朝、拘置施設の独房で死亡しているのが見つかった(読売新聞)、と報じた。

1984年の冬季オリンピック。当時、西ドイツの女子フィギュア・スケーター、カタリーナ・ビットの美しく、叙情的な舞に感動した思い出が残る、美しき都市サラエボ(ユーゴスラビア)

その街が戦火にまみれた。オリンピックで、共に競技を競った、クロアチア、セルビア、コソボの選手達が、そのサラエボの地で憎しみ合い、そして殺し合った。。美しかった街並みは、激しい砲撃で見るも無残に変わり果てる・・・

当時の新聞/テレビ報道では、世にもおぞましい”民族浄化”なる言葉が連日踊っていた。1つの民族をこの世から抹殺する事を目的に行われた戦争。正しい戦争なんて物がこの世に存在しない事は十分承知しているが、旧ユーゴスラビア紛争ほど間違った戦争は無いと、心に刻んだ。

その、紛争の首謀者の1人、スロボダン・ミロシェビッチ被告が死亡した事で、全てを霧の中に隠してしまう恐れがある。結局、クロアチアやセルビア、コソボの人達は、なぜ殺し合わなければならなかったのか?20世紀が残した”なぜ”には答えが見出す事が出来なく終わる。

前日の10日、国連暫定統治下にあるセルビア・モンテネグロ南部コソボ自治州の議会(定数120)は10日、コソボ紛争中にアルバニア系武装組織の司令官だったアギム・チェク氏(45)を首相とする新内閣を賛成多数で承認した。セルビア政府は、チェク氏をコソボ紛争中の戦争犯罪人と見なして就任に難色を示しており、コソボの最終地位交渉に影響を及ぼす恐れもある(時事通信)、と報じた。

スロボダン・ミロシェビッチ被告の死と共に、おぞましい記憶が風化しなけば良いのだが・・・

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