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地球の上に生きる2006

DAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展「地球の上に生きる2006」を、新宿コニカミノルタプラザで拝見してきました。

DAYS JAPAN誌に掲載された沢山の写真から、DAYS国際フォトジャーナリズム大賞を受賞した作品が見られる数少ない機会です。また、今回は池田香代子氏(翻訳家)によるトークショー(広河隆一氏との対談)も開催され参加する事も出来ました。

会場に展示されている写真は、DAYS JAPAN誌で既に目にしている作品ばかりではあるが、大きく引き伸ばされたそれらの作品には改めて圧倒される”力”を感じる。特に大賞を受賞した作品、「インド 男子誕生の圧力の影で」ルハニ・コール(Ruhani KAUR)の作品は他を圧倒するものがある。

ルハニ・コール(フォトジャーナリスト)は、インド・パンジャブ州に生まれた女性である。祖国の現状を取り上げ国際社会に訴える事はかなり勇気のいった事ではないかと思います。彼女を突き動かした”何か”を感じたい思いで作品に見入ってしまいました。

彼女は女性でありながらフォトグラファーとして活躍(イギリスのウェールズ大学で経済学の学士号と修士号を取得している)出来ている事を考えると、裕福な家系に生まれる事が出来たのではないかと思う。しかしながら祖国・インドには、女性として生まれたがために差別され虐げられた生活を送る事を余儀なくされた人たちが沢山いる事を国際社会に訴えるべくシャターを押したのであろう。

トークショーでは池田香代子氏が著書「世界がもし100人の村だったら」の話をしてくれた。その話を聞いていると自分が恵まれた側の人間であった事を改めて認識させてくれた。小学/中学/高校も卒業したし、読み書きも出来る。仕事もあるし住む家ある。病気になれば医者にも行ける。

しかし世界の大半の人たちは自分と同じ側にはいない。私たちの社会はそうゆう現実を知らずに生きる事も出来るようになっている。メディアはすべての事を伝えているのでは無い。伝えていないものを見る力(想像力)を養わなければ、悲惨なドキュメンタリーを見て一過性の涙を流す事しかできない。涙は明日になれば乾いてしまっているだろう。

DAYS JAPAN誌を創刊号から毎月見ているが、ページを捲るのに非常に精神力を必要とする。どのページを見ても悲しみしか掲載されていない。それでも見続ける必要があるのだろう。いつの日か涙を流さなくてよい世界が訪れる事を願いながら。

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