« 水野莉佳 at 月島 | トップページ | ウルトラ・ダラー »

13歳の夏に僕は生まれた

イタリアの比較的裕福な家庭に生まれ育った少年・サンドロ。初めてのクルージング中に夜の海に転落し置き去りになる。そのサンドロを助けたのは不法移民の密航船。イタリアに無事帰り着いたサンドロはもう無邪気な少年ではなかった。

不法移民の問題を捉えた意欲作。中々我々が知る事が出来ない現実を描いている。

今の世界は富める国と貧しい国の格差は開くばかり。不法に密航した先での生活は必ずしもバラ色ではないと解っていても命がけで海を渡る。4000ドルを密航業者に支払い今にも沈みそうなボロ船に希望を託す。途中で息絶えた者は容赦なく海へ捨てられ魚の餌となる。

それでも彼らは海を渡る。

クロアチア、モンテネグロ、クルド、アルバニア、インド、スリランカ、モロッコ、スーダンなど彼らの国籍はさまざまだ。彼らの祖国はさまざまな問題を抱えている。戦争、貧困、経済不況、人種問題、宗教問題。

祖国に強制送還されても再び海を渡る。そこまでしなければいけないほど祖国は荒れ果てているのだろう。そこから抜け出す手段の一つが密入国。

しかし、入国出来ても幸せな生活を送れる人は極少数で、その大半は犯罪や売春で生計を立てなければならない。お金や特殊な能力(スポーツ選手など)を有する者は受け入れるが、貧しい者には門戸を開かないのが、今のアメリカやEUの移民政策になりつつある。富める国に渡れても、そこにも格差が存在する。

人は生まれた場所(祖国)を恨まなければいけないのでしょうか?

たまたま日本に生まれたから命がけで海を渡る事も無い。でもその日本は国連が認定した難民すら受け入れる事を拒否し強制送還させた。

密航船で出会った主人公の少年・サンドロと不法移民の少女・アリーナ。何が違うとゆうのだろう。

自分とラドゥは何が違うのか?

13歳の夏に僕は生まれた(http://www.eigaseikatu.com/title/15481/

« 水野莉佳 at 月島 | トップページ | ウルトラ・ダラー »

映画」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/27945/2253362

この記事へのトラックバック一覧です: 13歳の夏に僕は生まれた:

» 13歳の夏に僕は生まれた [日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~]
北イタリアの小都市プレジャの裕福な家庭に育ったサンドロは、13歳の夏休みに父親と地中海にクルージングに出かけ、海に転落してしまいます。力尽き、沈みかけていた時、助けられ、船に引き上げられます。その船は、様々な国籍の不法移民を乗せた密航船。多くの人が重なり合うよう... [続きを読む]

» 6/20は難民の日、「13歳の夏に僕は生まれた」見てきました。 [よしなしごと]
 今年50本目(映画館のみカウント)は13歳の夏に僕は生まれたです。この映画も予告編を見て、絶対行かなければ!と思っていました。 [続きを読む]

» 「13歳の夏に僕は生まれた」/ノスタルジックな感傷を排した、誠実なジュブナイル映画 [I N T R O+blog]
『13歳の夏に僕は生まれた』(2005 / イタリア / マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ) (ネタバレあり)Text By 仙道 勇人  馴染みの女の元からひっそりと去っていく男の心情を歌ったトム・ウェイツの名曲「ルビーズ・アームズ」と共に、本作「13歳の夏に僕は生まれた」の幕は上がる。この曲はそう...... [続きを読む]

» 『13歳の夏に僕は生まれた』 [かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ]
思春期のほろ苦い思いが瑞々しくもリアルに描かれる。 せつなさが心に沁みる味わい深い良作。 北イタリアの小都市ブレシャの父親が小さな会社の社長で裕福な家庭に生まれ育った少年サンドロは、13歳の夏に父親と地中海クルージングに出かけた・・・。オープニングの曲にしびれる。冒頭にトム・ウェイツの曲を使うそのセンスに期待が膨らむ。「ルビーズ・アームズ」が何を歌った曲かは知らないけれど、オープン・クレジットと共に子どもの描いた絵が映し出されて、トムの歌声を聴くだけで、これから始まる物語から受ける感傷が見え... [続きを読む]

« 水野莉佳 at 月島 | トップページ | ウルトラ・ダラー »

無料ブログはココログ