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世界報道写真展2006

世界報道写真展に行き始めたのは、2001年9月11日後に開催された時からだと記憶している(世界報道写真展2002だったと思う)。会場を周っていると気が重くなり何度も休憩しながら見終え、外の空気が非常に新鮮だった。

あれから毎年、会場を訪れるようになった。

Wpp2006_001_1 大賞に選ばれた写真をはじめ、どの作品も「今の世界」を映し出している。

アメリカ・ニューオリンズのハリケーン被害、インド・カシミール地方の地震被害、イギリスの地下鉄テロ事件、インドネシア・アチェ州の津波被害etc、と何か遠い昔の出来事のように感じるが、全て現在進行形の問題である。

毎日の新しいニュースによって塗り重ねられる記憶のため、全てが解決したように感じてしまう。

今回の作品で目を引いたのは、ダイヤモンドの露天掘りの現場と宝飾店でそのダイヤモンドを購入している人たちの写真が対比して並べられていた作品。いかにも「今の世界」を写しだしている。アンゴラ、シオラレオネ、コンゴ民主共和国、リベリアなどのダイヤモンド原産地はその利権を巡って政情不安に陥っている。別にダイヤモンドの不買運動を起こす気は無いが、原産地の情勢にも少しは興味を持ってもらいたい。「ダイヤモンドの輝きは永遠の輝き」などと言ったテレビCMもあったが、原産地の人たちの苦しみが永遠に続く事ならないようにしなければならない。

ガテマラで一家総出で農作業をする少女(7歳)の写真。農作物を売る国家が得る収入の何100分の一を彼女の家族は得るのだろうか。ダイヤモンドにしても、農作物にしても不当に取引された利益で懐が潤う人間たちがこの世界には沢山いる。

市民を足蹴にする兵隊。軍隊は何を守る為に存在しているのだろうか。そして、ダンボールの棺に入れられ埋葬される少年の写真。彼は暴動の犠牲にあったようだ。その清らかな魂を葬るには、あまりにも粗末な棺に呆然とした。

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コメント


トラックバックをありがとうございました~。

この写真展はかなり衝撃的であるが、
悲しいことに現在の社会のあり方ですね~。

写真とのメッセージでたくさんの人々の
心に衝撃を与え、考えさせてほしいですね。
そして、いつか平和で平等な時代が訪れてほしいですね。

>Kitsutani Hernanさん
コメントありがとう御座います。
私たちに出来る事の一つには、常に注視することではないかと思います。
辛いけど目を背けない事が大切だと思います

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