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グアンタナモ、僕達が見た真実

監督:MICHAEL WINTERBOTTOM / MAT WHITECROSS

キャスト:ARFAN USMAN(アシフ)/FARHAD HARUN(ローヘル)/RIZWAN AHMED(シャフィク)

Intro_img_01 パキスタン系イギリス人のアシフ・イクバル(19歳)は、両親の勧める縁談の為、故郷パキスタンを訪れる。結婚を決めたアシフは、イギリスから友人(ローヘル・アフマド(19歳)、シャフィク・レスル(23歳)、ムニール・アリ(22歳))を結婚式に招待するため、パキスタンに呼び寄せる。

アメリカによるアフガニスタン攻撃が叫ばれる中、彼らは真実が見たいと思う一身で、隣国アフガニスタンの国境を越える。

直後、米軍によるアフガニスタン空爆が開始されてしまう。

戦闘に加担する気など無かった彼らだが、空爆の混乱のさなかタリバンの最後の拠点にたどり着く。米軍の空爆と北部同盟からの攻撃に逃げ惑い、遂には北部同盟の捕虜として連行された。そして行き着いた先は、南米・キューバのグアンタナモ収容所へ。

無実のイギリス国籍の青年3人が、テロリストの容疑で2年以上もの間不当に拘束され、その後無事に開放されるまでを描いた本作。

1001363_01 収容所とゆうとナチスの絶滅収容所を思い出してしまうが、グアンタナモ収容所はさすがにそこまで酷くない。映画を見る限りでは、北部同盟のタリバン捕虜収容所の方が遥かに酷く見える。収容人数を超えた牢獄で、まともに食事も与えれない。移動するときはトラックに詰め込まれ、空気穴を外からマシンガンで開ける(扉付近の人間は即死する)

しかし、南米・キューバにあるグアンタナモ収容所は、キューバとの国交が樹立していない為、アメリカ合衆国の国内法も適用されないし、捕虜に適用されるジュネーブ条約も適用されていない場所。

Intro_img_02_2 人を物として扱い、同胞への裏切りを囁く。宗教や民族の文化、人間の尊厳やプライドを蔑ろにする米軍・グアンタナモ収容所も十分に人道に反している場所であるのには代わりない。

9.11のテロ直後であったり、アフガニスタンにおけるタリバン政権の非人道的は行いを見知るうちに、アメリカによるアフガニスタン攻撃には一定の正当性があると思っていた。

しかし、本作を見る限り、アメリカ合衆国は結果ありきでアフガニスタ攻撃をしたとしか思えない。ウサマ・ビン・ラディンはテロ首謀者であり、彼を保護するタリバン政権も同じ穴の狢であると。それを立証するためには、テロリストを捕まえ法廷で裁かなければ格好が付かないのか、無実の青年でもテロリストに仕立て上げようとする。

アメリカ合衆国が訴える、「対テロ戦争」の全てが嘘とは思えないが、本作で描かれた彼らの訴えも嘘ではないだろう。

世界で起こっている事の何が真実なのか解らなくなってくる。

本編の途中、グアンタナモ収容所の正当性を訴える、ラムズフェルド元国防長官やブッシュ大統領のニュース映像を挟んだりと反政府的な作品であるのをアピールしているし、本作のストーリーは無事に帰国した3人の証言を元に作成されているので、彼らのアメリカ政府に対する怒りや偏見で多少膨張して描かれている部分もあるかも知れない。

仮に本作の50%が真実だとしても十分に違法行為であるには間違いなく、未だに500人近い人達が収容されているのもまた事実だ。

http://www.eigaseikatu.com/title/16680/(映画生活:グアンタナモ、僕達が見た真実)

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