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イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策 Ⅰ

イエス・キリストの復活には、ユダヤ人が”約束の地”に帰還する事が必要。

そんな話を以前聴いた事があった。キリスト教右派の教徒にもそんな話を信じる人たちもいるらしい。まさかそんな”おとぎ話”とも”神話”とも取れない話を基にアメリカの中東政策が決定され、イラク戦争が始まった等とは考えたくもない。

しかし、本書『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策Ⅰ』を読んでみると、”まさか!”と思いたくなる。イスラエル・ロビーとは、日本における”族議員”的な存在かと思いきや、もっとアメリカの国政、特に外交政策に強い影響力を持っているようだ。イスラエルの為ならばアメリカ本国に対してマイナスな事でも影響力を行使する。

イラク戦争開戦は、石油利権の確保のみならず中東におけるイスラエルの安全保障的な意味合いがあるのではないかと思っていたが、アメリカの中東戦略は、中東一国支配を嫌っている向きがある。イラクやイランが軍事力を背景に資源(石油)を独占し国際経済を左右されるのが嫌なのだろ。それならば、何故イスラエルに対してだけ必要に支援をするのかが不自然で為らない。しかしそこには、イスラエル・ロビーと選挙の関係があるようだ。

アメリカの選挙は非常に資金が必要となり、大統領選挙ではの資金力が指名候補獲得の鍵となる。その資金源となるのがイスラエル・ロビーの各種団体や個人のようだ。

イスラエルに対する友好的な発言、政策を掲げる候補に対する資金提供のみならず、相手候補者に対するネガティブな攻撃をも行なう。現在行なわれているアメリカ大統領選挙の民主党指名候補者選で苦戦をしている、ヒラリー・クリントンは、夫のビル・クリントン元大統領がイスラエルとパレスチナの歴史的な和解を演出した時、アラファト議長婦人と抱擁したシーンがイスラエル・ロビーの反感を買ったらしい。

イラク開戦当時、次期大統領選を視野に入れ始めたのかは解らないが、民主党議員でありながらイラク戦争開戦を支持し、未だにその行動を撤回する事は無い。

バラク・オバマの攻勢が続いているが、テキサスや南部と言ったキリスト教右派の支持層が強い大票田が残っているだけに、民主党候補者選は最後まで縺れそうだ。

ユダヤ人は、”ホロコースト”とゆう悲惨な過去を経験してきた。イスラエル・ロビーはその過去を巧みに利用し非難をかわしている。”反ユダヤ主義”(ユダヤ人を排除するような考え方)は”悪”との構図を作りだしているようにも思える。

確かにユダヤ人の過去は悲劇ではあるが、現在の中東の状況はどうだろう。

イスラエル/パレスチナの関係を見た場合、どちらが”ひ弱い子羊”なのかは容易に察しがつく。分離壁の建設や、レバノンに対する攻撃など国際的にも非難されている政策をとってきたイスラエルを支援する事はアメリカにとっても非常にマイナスなのではないかと思える。

それでも支援を続ける。確か現アメリカ大統領もキリスト教右派だった。

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