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スカイライン -征服-

出演:エリック・バルフォー/ジャロッド

    スコッティ・トンプソン/エレイン

    ブリタニー・ダニエル/キャンディス

製作・監督:グレッグ・ストラウス&コリン・ストラウス<ストラウス兄弟>

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冒頭から核心部分を見せて、その後数時間前に逆戻りとありがちな展開ではあるが、中々目が離せない導入部分。

異星人(エイリアン)からの侵略を防ぐSFパニック映画と思いきや、それだけでは無い映画。ストーリーの中で、”もし”や”if”が兎に角多い。こんな場面に遭遇したらどう対処すれば良いのか。”逃げる”のか”留まる”べきか”闘う”か?

通常のSFパニックムービーでは、必ずスーパースターがその答えを導き出し、皆を先導してくれるが、『スカイライン -征服-』にはそれが無い。まさに『愛も正義も存在しない』

劇中、「現実を見ろ!」と訴える台詞が全てを表す。

現代社会では、TV報道やインターネットに情報が氾濫しているが、『スカイライン -征服-』では情報の全てが遮断されていまい、目の前にある現実だけで全てを判断しなければならない。

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ストーリーの展開でもう一つ面白かったのが、個々の精神状態。未知なる来訪者の襲撃という極限状態で、人々の信頼関係に亀裂が入りパワーバランスも崩れていく。妊娠による精神不安状態もあったりして、些細な一言が人の気持を弄ぶ。

低予算の映画という事だが、従来のSFパニック超大作にありがちな「逃げ惑う人々」的な映像がなく、終始数人に話が展開され、ホテルの一室や屋上と限定された空間でストリーが続く。それがB級ぽさを感じるが、ライブ感もあり良かったと思う。

先にも触れたが、『スカイライン -征服-』には、トム・クルーズのようなスパー一般市民は存在しない。最終的にはエイリアンと素手で殴りあう。チョット笑えてしまいそうなシーンではあるが、もし自分がこの場面に遭遇したら、”逃げる”か”素手で殴りあう”しかないだろうとも思える。まさかマシンガンを撃ち捲くらないだろう。

素人がそんな事をしたところで、銃身が上がってしまいまともに命中しないだろうし、それどころか安全装置する外せないだろう。

空軍がエイリアンの母船に対して、いきなり戦術核兵器を使ったのも面白かった。通常の映画では街中で、核兵器を使用シーンでは、必ず『苦悩する大統領』が描かれるが『スカイライン -征服-』では全く無い。

もし同じ状況になれば、一般市民の知らぬところで決定がされ、核兵器も使用されるのだろうから、庶民感覚SFパニック・ムービーのようで面白し、『スカイライン -征服-』の本題はそんな所にはないのだ。

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2日目にジャロッドとエレインが”吸引”された時、「あれ、この映画には3日目があるんじゃなかったっけ?」と思っていたら、意外な3日目が用意されていた。

『スカイラン -征服-』の宣伝文句には『愛も正義も存在しない』と謳っているが、最終的に求めているのは、その『愛と正義』だと思える。

その答えは、思わずニヤリとしてしまったラストシーンに在るのではないだろうか。

映画生活:http://cinema.pia.co.jp/title/156169/

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