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127時間

出演:ジェームス・フランコ/アーロン

監督・脚本:ダニー・ボイル、サイモン・ビューフォイ(脚本)

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渓谷の割れ目に落ちた瞬間、「この映画は観るのを止めておけばよかった」と思った。

兎に角、状況が最悪。この後展開されるであろう事を思うと気が滅入る。

ロッククライミングを楽しむため、1人でブルー・ジョン・キャニオンへ向かったアーロン(ジェームス・フランコ)。運悪く渓谷の割れ目に落ちてしまい、落石に右腕に挟まれ身動きが出来なくなる。

事実を元にしたストーリー。誰か(生存者)がこの話を伝えたということだ。

登場人物は、右腕を挟まれたアーロン1人。

アーロンが語り部であるならば、この状況から生還する為にやるべき事はだいたい予想がつく。

まさにその瞬間は、思わず目を背けそうになった。

タフで孤独なヒーローを自認するアーロンは、それまでの人生においてあまり人とは関わりを持って来なかった。自由気ままな生活を手に入れる代償に周りの人たちを傷つける事も多かった。

そのツケが今日であり、全ての表れが右腕を挟んだ落石なんだと考えるあたりは、S・キングの『クージョ』のようだ。狂犬病に犯された巨大なセントバーナードは、過去の人生の全てのツケの象徴。

自由に生きる事とは何かを考えた時、周りの人によって『自由に生かされていた事』に気がついたのではないかと思える。孤独な脱出劇ではあったが、何故か『人との繋がり』を強く意識した映画である。

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それだけに、タフで孤独なヒーロー・アーロンが「HELP!」と叫んだ最後のシーンは、感動し鳥肌が立った。

生きる為に必要な事とは、

”気を失うな”、”冷静でいろ”、”家族の事を想え”、”未来の事を考えろ”

何時の日か自分にも、右腕を挟む落石に遭遇するのだろうか?

その時、気を失わずに冷静に対処出来るだろうか?

「観て良かった」と思える映画だ。

何故ならば、真実のストーリーだから。

映画生活:http://cinema.pia.co.jp/title/156305/

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