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『地球の上に生きる2012』 DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展

『DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展』に毎年足を運んでいるが、8回目を迎えた今年は足を運ぶのが辛く感じた。

今年の作品には、東日本大震災の写真が沢山並ぶのが予想されていたからだ。

震災から日が経つにつれて、当時の記憶を蘇らせるのも辛くなってきたような気がする。

出来ることならば、悪夢として忘れ去りたいと思うこともしばしばある。

単に写真を見るだけならば、先に発売された『DAYS JAPAN 5月号』を見れば済む。

しかし大判にプリントされた写真を見ると、誌面では判らなかった事に気が付き、思わず立ち止まり目を凝らして見入ってしまった。

避難先の高校で、老女が懐中電灯で照らした先には何枚もの安否情報が張られている。

『○○が連絡取れません』とか、『○○を探しに来ましたが行方がわかりません』とか家族の思いが書かれていた。

震災の被災女性が瓦礫の前で呆然と佇んでいる姿をよく見ると、その足元は女性物とは思えないスニーカーを履いていた。

手を合わせる子供の姿や、不安そうな少女の表情。

海外の作品には、リビア革命の怒りに満ちた顔や絶望とも思える表情が見て取れる。

特に印象的だったのは、『フィリピン スラムの炭焼き場で』の少女たちの児童労働問題を扱った作品。

10キロ以上の鉄くずや炭を入れた袋を担いで売りに行く少女の顔には、目を見開き歯を食いしばる必死の形相が撮られていた。

小さな誌面では感じ取ることの出来ない”現場の空気”が会場に漂っているように思える。

東日本大震災を扱った日本人フォトジャーナリストの作品と海外のフォトジャーナリストの作品を比べた場合、作品的には”弱い”と感じた。

しかし、心情的には東日本大震災を扱った作品の方が、胸の奥に響く感じがした。

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