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プロメテウス

出演:ノミオ・バラス(エリザベス・ショウ) /マイケル・ファスベンダー(デヴィット:アンドロイド)/シャーリーズ・セロン(メレディス・ヴィッカーズ)

監督/製作:リドリー・スコット

脚本/製作総指揮/ジョン・スペイツ

Img1
人類の起源を探る旅は、人類の滅亡を示唆している。

創造主の神は同時に破壊者でもあるのか?バチカンが激怒したのも頷ける。

色々とメッセージを散りばめられているのは感じる。

『プロメテウス』のタイトルからは、人類に最初の火を与えたギリシャ神話の神を想像できるし、その火は現代の原子力を想像させる事は言うまでもない。

宇宙船プロメテウス号がたどり着いた未知の惑星は、10万年後の放射性廃棄物の最終処分場を連想する。

現代人が残したメッセージを未来の人は正確に理解できるのだろうか?
その疑問は何時もついて回る。

本作品のラストのエリザベス・ショウ(ノオミ・ラバス)博士のメッセージが正にそれだ。

未知の惑星に降り立った調査隊が遭遇した生命体に対して、「君は綺麗だね」的な言葉を掛けながら手を伸ばすシーンがある。
永遠のエネルギーを生み出す無限の核サイクルは、人類にとってはあまりにも美しい。
しかし、安易に手を出せば牙を剥き食い殺される。

永遠の命とか、無限のエネルギーなど人類が求めてはダメだよってメッセージ性を感じるが、
作品的にはどうなんだろう?と思いたくなる。

Img2リドリー・スコット監督も耄碌(もうろく)したかなと感じてしまった。

謎の指令を受けた道先案内人のアンドロイド。
人間に寄生して増殖する未知の生命体。
『2001年宇宙の旅』と『エイリアン』と『Xファイル』をシェイカーに入れて出来上がったカクテルって感じで序盤は観ていた。

緊張するシーンでも『エイリアン』を観た事がある人なら、「あっ、くるな!」って瞬間がわかってしまい、予想通りの結果で驚きもしない。

オマージュ(尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事)と言えば格好良いが、エイリアンは自分の作品だしね。
単なるアイデアの焼きまわしに過ぎない。

ラストシーンは、正直失笑してしまった。
完全に、”奴”の誕生そのものだ。

監督人生の集大成として、そこに戻って行きたかったのかな?

映画生活:http://cinema.pia.co.jp/title/158033/

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