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世界報道写真展2013

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『世界報道写真展2013』に行って来ました。

スポットニュースの部門では、相変わらずシリア、パレスチナ、スーダンといった地域が独占しています。
幼い子供たちが犠牲になっている写真には心が痛みます。
いったい何時になったらこの地域に平安が訪れのか先が見えません。

何世代にも渡って戦闘が繰り返されている地域では、『憎しみの連鎖』を断ち切ることが出来ません。超法規的な存在が「此れで終わり」と宣言したところで、過去を消し去ることは出来ません。
未来に向かって進むには、過去を清算しないと一歩が踏み出せません。
非常に難しい問題ですが、世界規模で解決に向けて行動して欲しいです。

ミカ・アルバート『ナイロビ郊外のゴミ廃棄場で、集めたゴミを入れた袋の上に座り休息をとる女性』が今回の写真展で一番印象に残りました。
生きるということが、この写真に凝縮されているように感じました。
彼女は今、何を考えているのか?
彼女は今、何を求めているのか?
彼女は今、幸せなのか?
彼女は明日、生きているのか?

パオロ・パトリーツィ『ローマ近くで売春婦をしている、ナイジェリア出身のアンナ』には、憤りを感じます。
彼女たちの殆どが、誘拐されてこの地に来るそうです。パスポートを取り上げられ奴隷同然に働かされます。森のなかにマットレスを置いただけのテントで売春を行う環境が信じられません。

エブラヒム・ノルージ『離婚を求めたところ、夫によって体中に酸をかけられた妻ソマイエ(29)と娘ラナ(3)』にもショックを受けました。
此れだけ酷い仕打ちをしていながら、殆どの場合、夫は罪を免れます。
この地上に悪魔が存在しているのに、いったい神は何処にいるのでしょうか?

世界報道写真展を訪れると、人権問題をあらためて意識します。
国際的にみて日本(人)は、人権意識が低いと言われます。先だっても国政政党の共同代表が人権を無視した持論を展開して世界中のメディアから失笑されました。
人権意識が低いのは、国内メディアにもその要因があるのではないでしょうか?
あまりにも、この手の問題に蓋をしすぎてはないでしょうか?
考える機会を与えられなければ、誰も問題視しなくなります。

トマス・P・ペシャク『熱帯・温帯の海洋に生息し、個体数の減少が危惧されるジンベイザメ』を見ると、日本/東京電力の行った放射性廃棄物の海洋投棄が思いだされます。
海洋投棄によって放射能濃度は薄まり問題無いと説明しますが、本当にそうなのでしょうか?
人間の勝手な解釈によって海洋生物にどれだけ影響が及ぶのでしょうか?
汚染水の問題は、被災地の復旧にも大きく影響を与えるので簡単な問題ではありません。
しかし、海洋生物や自然環境を無視して人間の都合だけで進めてよい問題ではないように思えます。

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