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92歳の報道写真家 福島菊次郎展

日本新聞博物館で開催中の『92歳の報道写真家 福島菊次郎展』を観てきました。

福島菊次郎氏の作品は何度か誌面等で拝見したことはあったが、此れだけ纏めて観るのは今回が初めてです。

誌面等では、作品の断片しか伺い知ることは出来なかったですが、
今回、福島菊次郎展を訪れて圧倒されるばかりでした。

特に、広島の被爆者一家を10年にわたり追いかけた『ピカドン ある原爆被災者の記録』には、言葉も出ませんでした。

原爆被災者の男性(その家族)の日常も凄まじいですが、死に行く人間と崩壊する家族に10年もカメラを向け続ける気迫(魂)にも、凄まじさを感じます。

「真実を伝える」事とは、此れほど非情でなければならないのでしょうか。


他にも、『三里塚抗争』や『東大闘争とあさま山荘事件』『水俣病などの公害』など、戦後日本の歩んで来た姿を観る事が出来ます。

写真展を観終えて最初に思い浮かんだんだのは、
「それでも人は生きているんだな」と感じました。

どんなに不合理な状態に置かれても、人はそこで戦い、そして生活をしています。
楽ではないけど、生きています。

正直観終えると疲れますが、明日も生きる力を授かった気がします。




以前は、1年に1〜2度「あさま山荘事件」などはTV放送されていた記憶があります。
最近は、戦後日本を振り返る機会(番組)が無い気がします。

対中国、対韓国、激動の中東などの事ばかり伝え、日本国内の歴史は封印されている様に思えるのが気がかりです。

諸外国で起きている事ごとは、戦後日本が歩んで来た姿そのものです。

ワールド・ウォーZ

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全世界では爆発的に拡大する”謎のウィルス”による感染者が増加し続けた。
ウィルスに感染すると凶暴化し、人を次々に襲う。
襲われると10秒後には、”謎のウィルス”によって新たな生を授かる。

所謂、”死霊復活”である。

ゾンビ映画は好きでは無い。あのB級感丸出しのストーリーや映像が嫌いだ。
死者が復活し、生きた人間の生肉や脳髄を貪る様は恐怖と言うより滑稽に見える。

『ワールド・ウォーZ』においては、ウィルス感染者が人を襲うシーンは可也限定的で噛み付くのみだ。
多分、それ以上に過激な描写をすると年齢制限を掛けなければ全米での上映が出来なくなる可能性があるのも要因かも知れないが、人を襲うシーンは本作品では重要な要素ではないのがよく分かる。

『ワールド・ウォーZ』は、家族の物語であり、自然の摂理と人類との関係性を問い掛ける物語なのだと思う。

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以下は、少しストーリーに触れますのでネタばれの恐れありです。

家族の物語と書いたが、本編では家族の絆を描いたシーンが希薄なような気もする。
小児喘息を患う娘がいるが、作品中の取り扱い方は決して大きくは無い。また、家族間の目立ったトラブルがある訳でもなく、平和な家族の日常が破壊された事を描くに留めている感じだ。
オープニングとエンディングを観れば、本作品の底辺に家族の絆が土台として存在している事に気がつくのではないかと思う。

途中で合流する家族(多分中東の移民家族)との関係性の描き方も希薄であるが、ジェリー・レイン(ブラッド・ピット)から「生き残るには立ち止まってはいけない、常に行動するのみ」の台詞を引き出す為なら、濃密に描く必要が無いのかもしれない。

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登場しては直ぐに死んでしまう人物が多数いた。
彼らは皆、謎解きの重要な言葉を残している。
生物学者が死に至るプロセスは、一見間抜けに見えたりするが彼の役目は十分に果たしている。

ウィルスにウィルスで対抗するのは珍しい手段では無い。
現代医学でも十分に証明済みだ。
本作品で登場した、最終手段に用いられたウィルスの名前を聞いて、「なるほどな」と納得がいった。

根絶されたとしているウィルスで世界中何処にも存在しないはずだが、アメリカの政府(軍事?)機関で保存されているという話を時折聞く。
あるウィルスを根絶してしまえば、もしかするとその対極に存在するウィルスが繁栄しないとは言い切れない。

確かにそのウィルスは致死性も高く、その昔は殺人ウィルスとして恐れられた。
しかし、人間の手によって自然の摂理を破壊してよいものなのだろうかと問い掛けられた気がした。
何処かでバランスが崩れる時が訪れるのかも知れない。

ウランを自然界には存在しない程濃縮すれば、破壊的なエネルギーを得ることが出来るが、自然と人間のバランス崩したが為に、今では手に負えない状況になってしまった。

まさに、人類滅亡へのカウントダウンを始めてしまったのかもしれないと思うと恐ろしい。

作品中随所に、世界が抱えている問題がインサートされている。
移民や難民、各地の武力紛争に悪政による人権侵害。
そういった全ての事が、”謎のウィルス”の根源であるかの様に感じてくる。

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街中に人が蠢く映像は圧巻だ。エンドロールを観る限り多数のエキストラが動員された模様だが、それだけでは到底描けない。
CGで書き足したと思われるが、何処からがCGなのか見分けが付かない。

ウィルス感染者が、イスラエルの分離壁をよじ登るシーンまでリアル感がある。
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映画生活:http://cinema.pia.co.jp/title/161181/

水の地球(ほし) 山梨県富士吉田市 鐘山の滝

山中湖を水源にもつ桂川にかかり、滝の真ん中にある突起した溶岩が滝の流れを二条に分ける。別名「小佐野の滝」ともいわれる。
幅約10m、高さ約5mの小さな滝であるが、水量も豊富で撮影するには飽きない。

忍野八海の湧水も桂川と合流しており、富士山の恵みが此処にもある。

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撮影日の天候は薄曇で、時折日差しが覗く。
太陽の日差しが滝後方から入るので、時折短い時間ではあるが光芒が姿を現した。

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上手く撮影が出来てはいないが、暫くの間夏の蒸し暑さも忘れさせるくらい夢中になれた。

事前に調べた情報では、滝後方に橋の様な構造物があったが、現場に赴くとそれらしい構造物は無かった。
しかし、滝の一部にロープがぶら下がっており、アングル等には気をつけなければならない。
背景に上手く同化させるのも一考かと思う。

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被写体の少ない夏撮影。暑さしのぎにもなるので、滝や渓流撮影は丁度良い。
メジャーな撮影地だと気後れしてしまい撮影に集中できないこ事もあるが、鐘山の滝は訪れる人も少なくノンビリ撮影が出来た。

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太陽の角度も上がり始め、悪戦苦闘した光芒も翳り始めた。
滝の周囲にある、”もふもふ”した苔が目に入る。

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水の地球(ほし)の住民が此処にもいる。

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