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世界報道写真展2014

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今年も東京都写真美術館で始まり、米国のフォトグラファー/ジョン・スタンマイヤー氏が世界報道写真大賞2013を受賞した。
ジブチ共和国で出稼ぎ労働者の姿を撮影した作品。
夜中の海岸で携帯電話を掲げる彼らは、近隣のソマリアから安価で微弱な電波を頼りに、祖国に残った家族と連絡を取ろうとする。

その姿が実に切ない。

独特の切り口で世界を写している一枚です。
報道写真に順位を付ける事の難しさを毎回感じるし、審査をなさる方々の苦労も如何程かと察する。
しかし順位付けに意味があるかとも感じる時もあり、報道写真もショービジネスの一環なのかなと思ったりする。
とは言え、報道写真その物に意味が無い訳ではないので、毎年開催されれば足繁く通っている。
相変わらず、シリア関連の作品が目に付く。
ゴラン・トマセビチ氏『シリア・ダマスカス近郊の町、アインタルマでの戦闘』
自動小銃を構える自由シリア軍の兵士たちの姿は、ジャージに運動靴とおよそ兵士とは思えない格好だ。
アレッサンドロ・ペンソ氏『シリア難民の仮設避難所として使われるブルガリアの廃校の体育館』
その劣悪な環境もさることながら、シリア難民の流入で自国(ブルガリア)経済にも負担がきたしている現状。
難民と受入国民の対立にも繋がりかねず、二次的な紛争の火種だ。
タスリマ・アクテル氏『倒壊したビルのがれきの中から見つかった2人の犠牲者』
瓦礫の中で抱き合い絶命した2人の姿。男性の目から一筋の血が頬を伝っている。
まるで”血の涙”のようだ。
最後の瞬間に何を想ったのだろう。
フレッド・ラモス氏『エルサルバドルで殺人の被害者が埋められていた時の衣服』
クリストファー・バネガス氏『メキシコの高架下で発見された5人の遺体』
日常に溢れるギャングの抗争の激しさに”恐怖”を感じる。
レナ・エフェンディ『小規模農業を営むルーマニアのトランシルバニア地方の人々』
素朴さへの郷愁を感じる。
近くで鑑賞していた年配の方が、「日本の昔もこんなだった。藁を大切にしていたものだ」と語ってした。
ピーター・ファン・アットマール『イラク従軍中の負傷後、コメディアンへの転身を果たしたボビー』
彼の姿に”生きる強さ”感じた。

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