インフェルノ

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「ロバート・ラングドン」シリーズにしては、ド派手なオープニングにビックリした。
過去2作品は謎解き、宗教色が強いので、厳かな導入が良く似合っていた。

『インフェルノ』は、ダンテの「神曲」が謎解きのファクターになっているが、どちらかといえば
世界の危機を救う的な立ち位置の作品になっている。
派手なオープニングも、アメコミ映画みたいで残念な気がする。

とは言え、宗教色が少なくなったおかげで見易い映画になっているのも事実。

作品がシリーズ化されていくと、主人公の能力が強力になり過ぎて「向かう所敵なし」状態
に陥り、敵役がそれにも増す能力を有するようになり、訳が分からない映画になることが多い。
しかし『インフェルノ』では、ロバート・ラングドンまさかの記憶障害。
その為、得意のアナグラムを封印させた。

常人となったロバート・ラングドン。
世界を救えるのか?

『インフェルノ』のテーマは、世界的人口増加。
飛躍的に増え続ける人口。
それによって起きる食料危機や様々な問題が、いずれ世界を滅ぼす?

人類の歴史において伝染病やウィルスによって大量の死者が出るのは、自然淘汰を行う
神の御業。
戦争さえ、人口淘汰の為に正当化する人もいる。

その人口淘汰を科学の手によって行う。
「ロバート・ラングドン」シリーズの基本、宗教vs科学の対立関係は、『インフェルノ』でも生きている。

生命医学の進化によって、超高齢社会に入っているのも事実。
『インフェルノ』で展開される、ロバート・ラングドンと世界保健機構のエリザベス・シンスキーとの熟年恋愛劇も、超高齢化社会の現れなのか?

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ジェイソン・ボーン

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9年ぶりの再登板。

以前のシリーズと比較しても、ボーン(マット・デイモン)の肉体の衰えは感じられない。
でも、それは表面的にはビルドアップされていても、内実は違うのかな。
アクションシーンは健在でしたが、少しカーチェイスが多かった気がします。

ただ、そのカーチェイスも作品の魅力には変わらないシリーズですからね。

アテネの暴動シーンは、撮影に4週間掛けただけあり見応え十分です。

それにしても、ボーンの周辺にいる女性は必ず殺害されます。
前作との橋渡し的な役のニッキー・パーソンズ。
長い逃亡生活の為か、凄くタフになっていてちょっとビックリしたけど、やっぱり殺害されちゃいました。

関わり合うと不幸にさせちゃう男ってどうなんでしょう?

「今の社会だから求められている映画」
監督のポール・グリーングラスやマット・デイモンもインタビュー等で答えているように、
個人のプライバー問題等と関係している作品になっており、
CIAがテロリストや個人を追い詰めいようとするなら、あのくらいの事が出来るの?と
心配になります。
『エナミー・オブ・アメリカ』っぽい映像で面白かった。

CIA長官(ロバート・ディーイ/トミー・リー・ジョーンズ)
安定感凄いです。
空気感が重厚になり、それぞれのシーンに緊張感が漂います。

今回初登場のCIA分析官(ヘザー・リー/アリシア・ビケンダ)
彼女の目的が今一つ理解出来なかった。

ジェイソン・ボーン自身にしても、何が目的で再登板して来たのか謎な部分が沢山ある。

次回作の布石なのか、まだまだ謎に包まれています。
『アウト・カム計画』あたりと絡めて次回作期待しちゃいます。

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インデペンス・デイ/リサージェンス

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地球外生命体の襲来から20年。
全人類の協力で敵を打ち破り、新たな独立を果たし平和を享受していた人々の前に
再び攻撃が仕掛けられる。

基本的な概念は、前作同様に「地球外生命体の攻撃を全人類の協力の下に打ち破る」
ですが、驚異的なテクノロジーを手に入れた人類は、争いごともなく平和に暮らしてしただけに、”再び手を取り合って”てのはあまり実感がわかない。

前作のお馴染みのキャラクターが多数登場し、幼かったトーマス・J・ホイットモア大統領の
娘や、スティーブン・ヒラー大尉の義理の息子が成長していたりと、懐かしさもある反面
新鮮味に欠ける。

聞き覚えがある台詞や見覚えのあるシーンが随所に登場するのは、思わず頬が緩むが
あまりに多すぎて、飽きあきする。

ホイットモア元大統領が敵母船に突撃するシーンは、ラッセル・ケイスの戦闘シーンと
同じとは..............................。もう少し頭を絞って下さいって感じです。

中国のマネーを感じる作品。
宇宙ステーションの指揮官が中国人だったり、戦闘機のパイロットがその姪。
日米同盟や米韓同盟が重視されているなら、日本人や韓国人が居ても良さそうなもの。

”勧善懲悪”映画の典型なので、あまり政治的な背景は無しに楽しみましょう。
バットマンやスーパーマン、アベンジャーズのヒーロー達みたいに「真の平和とは」なんて
悩まないので、肩の力を抜いて楽しめる娯楽大作かもしれないけど、期待値が大きかった
だけに、残念な作品。

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レヴェナント/蘇えりし者

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ここまで遣らないとオスカーを手にすることが出来ないのか、と思うぐらい過酷な撮影が想像できる。

中でもグリズリーとの格闘シーンは迫力もの。
本物のグリズリーなのかな?
獣の息遣いまで伝わってくるシーンだ。

殆どが極寒の中での撮影であり、ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)が、
時折指先に息を吹きかけ暖を取るシーンがリアルだ。
そんな中、川に入水するシーンが過酷さを際立たせる。

時間軸が不明確なので、ヒュー・グラスとグリズリーとの格闘から、どのくらい経過してるのかよく分からない。
ヒュー・グラスの追跡(復讐)劇には、相当の時間が経過しており、その間まともな食事も採っていないだろう事が想像できるが、あまり痩せていないのが少し気になった。
サバイバル重視の作品ではないから、まぁいいかな。

先住民の神秘性と
白人の残虐性。

その両方を持つのが、ヒュー・グラスの人間性として描かれているように思える。
家族に対する愛。
家族を失った悲しみ、そして再生の物語。

単純な復讐劇として描かれていないのが、この作品の良さなのだろう。

そして『レヴェナント/蘇えりし者』の特出すべきは、映像が美しい。
アカデミー賞/撮影賞の受賞も納得。

白銀の大地。
野生動物の群れ、それを襲う狼。
森の中での焚き火のほの暗い明かり。

全てが、ヒュー・グラスの心象を表しているように感じた。
台詞が少ないヒュー・グラスは、顔の表情で全てを表現しなければならない。
映像がその過不足を補ってくれている。

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エヴェレスト 神々の山嶺

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久しぶりの日本映画。
字幕から開放されました。

岡田准一が主演かと思っていたけど、阿部寛の存在感が凄すぎた。
改めて「アベちゃん」って”怪物”だな~って思えました。
風貌や顔立ちが、一昔前の”山屋”にピッタリ。

岡田准一は、プライベートで”登山部”を主催しているらしく、雰囲気が”さま”になっていた。
でも、20数年前の時代背景にしては、ウェアやテント装備がスマート過ぎません?
尾野真千子の持ち物が、最近の”山ガール”が持っていそうで、ちょっと笑えた。
岡田准一自身のルックスも、少し洗練され過ぎていて、”山屋”の雰囲気が無いかな。

前宣伝より登山シーンが少ないく感じた。
肉体派・岡田准一が、ノースタントでやりたがったせいなのか解らないけど、
もっと、プロクライマーのスタント入れて、エヴェレスト・クライミングシーンを撮影するれば、
緊迫感が増しそう。

あまりエヴェレスト撮影に拘らず、国内雪山等で撮影を代行するなど色々工夫があっても
よかったのにと思う。

少数精鋭でストーリに集中出来て良かったです。

でも、

羽生がザイルを切ったってエピソードは、陳腐過ぎて嫌。

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オデッセイ

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原作はWebから人気が出てベストセラー小説にまでなった、アンディー・ウィアーの『火星の人』

昨年、書店に並んでいるの見つけて手が伸びたが、リドリー・スコット製作で映画化される旨を知り、購入を待ってみた。
映画を観た後、「絶対読みたい」って思った。

飲料水や食料の確保、地球との通信手段の設立。
火星からの脱出方法や、宇宙空間の移動、などなど..................

究極のオタク的発想のサバイバル術のオンパレード。

通常では考えられない方法だろうけど、全て検証して実現可能性を立証しているんだろうな
と思うと面白い。

また、マーク・ワトニー(マット・デイモン)の個性がユニーク。

不毛の地「火星」に取り残された男。
植物学者でエンジニア。

火星に一人でいたら、3日で気が狂いそうなもの。
彼の超ポジティブ思考に笑わされる。

映画全編に流れる音楽も、生死が掛かる緊張するストーリーなのに、何故か心わくわくさせてくれて良かった。

救出劇のキーパーソンとして、中国(人)が凄くいい人で描かれていたのが気になって
ちょっとWeb検索。
中国映画大手の『博納影業界集団』が20世紀フォックスに、2億3500万ドル(286億円)
投資しているみたい。
その投資先6作品に、『オデッセイ』も含まれている裏があったみたい。

『トランス・フォーマー/ロスト・エイジ』も中国資本で製作されてますよね。
ハリウッドもチャイナ・マネー無しでは成り立たなくなったって事ですかね。

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒

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オープニングの映像を見た瞬間に、スター・ウォーズの世界に戻ります。
「ついに始まったな」

旧エピソードを踏襲しつつ、新シリーズが始まった感じです。
キャラクター達が発する台詞に耳を傾け、止まっていた時空を再構築。

レイ(デイジー・リドリー)が............
カイロ・レン(アダム・ドライバー)が.........

旧エピソードとの人物相関図を埋めていく。

Xウィングのコックピットに収まるパイロットのシーン、
ミレニアム・ファルコン号のキャノン砲の銃座に座るシーンや、ハイパー・ドライブの起動。

全てがスター・ウォーズの世界観。

ダース・ベイダーの後継者と思われるカイロ・レンが、早々にマスクをを取ってしまったのには驚いた。
過去のエピソードでは、キャラクターの出生の秘密がストーリーを形成していたけど、
新シリーズでは、そこは問題では無い模様。
カイロ・レンの使う十字のライトセーバーも、彼の性格上納得出来る。
手首を切り落とされたくないわけだね。
賢いと言うか、卑怯者と言うのか.....................

ハン・ソロ達が訪れる、酒場の女主人。
ヨーダと何か関係がありそうなキャラクター。
何せ、ルーク・スカイウォーカーのライトセーバーを保管していたわけだし。

不満が無かった訳ではない。

旧エピソードと新シリーズの橋渡し的な位置づけなのか、ストーリーに重厚感が少なく感じた。
戦闘機(戦闘艦)も、Xウィングやタイファイター、スターデストロイヤーと旧エピソード中心。
『ジェダイの帰還』から30年後のストーリー設定なので、あまり技術革新が起きていないのかもしれないが、少し寂しい。
スター・ウォーズの新作毎の楽しみでもあったのだからね。

レイと新型ドロイドのBB-8の出会いが砂漠の惑星であったり、
ミレニアム・ファルコン号の最初の戦闘シーン(レイとフィンが言い争いながら敵を撃墜)
デス・スターその物の兵器。
ハン・ソロとカイロ・レンの対決シーン。

旧エピソードのオマージュと言えば感慨深いが、あまり多様し過ぎると「他にアイデアは無かったの?」と思いたくなる。

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ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

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予告映像等で話題のシーンから始まった、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
凄いの一言に尽きます。
凄すぎて笑いそう。

これだけのアクションをこなせる肉体派(?)俳優は他にはいないかな。
53歳。まだまだ動けますね。

シリーズ物作品は、回を重ねる毎にハードルも上がっていくのは当然をとしても、「次回作はどうなるの?」と期待と不安もありますね。

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』では、冒頭の飛行機スタントをはじめ、バイクスタント、カースタントに水中と、トム・クルーズ自らのアクションシーンが目白押し。
トム・クルーズ無しには、同シリーズは語れない。

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ジェレミー・レナーの登場が少し少なくて残念。
アベンジャーズで忙しかったんですかね?

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アクションが凄すぎて、ストーリーが入ってこないです。
本来のスパイ映画の趣が無くなりつつあるのが残念です。もう少し情報機関の裏側や騙し騙され的なストーリーを展開してくれないと、単なるトム・クルーズのスタント映画に成り下がってしまうのが勿体無いですね。

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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

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シリーズも回を重ねると、主人公(達)が強くなりすぎて困る。

前回作品で、アベンジャーズもチームとしての結束力も上がってしまい敵なし状態。
そんなアベンジャーズを打ち負かす強靭なウルトロン登場。
さらに、トランスフォーマーシリーズのメガトロン的な奴や、X-MAN的な奴とキャラ乱立状態で観ていて忙しない。

スクリーン狭しと飛びまくりに瞬間移動しまくりで、もはや映画なのか何なのか分からない。

今作でアベンジャーズも終焉なら、オールスターキャストでお祭り騒ぎも仕方が無いと思いきや、「まだまだ次回作も作りますよ」的なエンディング。

結局次回作への繋ぎなの?って思いたくなってきた。

ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)とブルース・バナー(ハルク)のロマンスは必要なのかな?
絶対的な悪と正義の対立軸にしてくれた方が映画としてスッキリしそう。

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アメリカン・スナイパー

Photo~
良い映画だと思う。
でも、映画を観終わった後、釈然としない不快感を感じた。
~

理由はどうあれ、160人以上の命を奪った兵士が英雄として称えられる国。
理解出来ない。
~
狙撃された中には、子供だった含まれる。
確かに狙撃しなければ、友軍兵士の犠牲が出たのかもしれない。
だからって、許される事なのかな?
~
「戦場なんだから」
~
その一言で許されるべきことなのかな?
よく分からない。
~
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